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精霊ピー

タイ人の多くは仏教徒です。
しかし、土着のアニミズムも広く信仰されています。
彼らが信仰する精霊は「ピー」と呼ばれ、ピーには、「山のピー」「海のピー」「象のピー」というように、実にさまざまな種類が存在します。
自然災害や疫病などの悪疫はすべてピーの仕業とされます。
その一方で、災害から彼らを守るもの、またピーの役割とされるのです。
このように、ピーには悪霊としての側面と守護神としての側面があり、人間の対応によって、善としても悪としても立ち現れるのです。


お供えものや踊りを奉納することで、悪いピーの活動を抑え、善いピーの助力を願います。
ピーは主に、祖霊のピー、土地神、自然物のピー、悪霊の4つにわけて考えられるのが一般的です。


祖霊のピーとは次のようなものです。


●祖霊のピー

祖先の霊は、一定の期間この世の周辺に留まって、子孫の安寧と福祉を守ります。
祖霊は、子孫によって日常的に祀られ、ピー・バンパルット(またはピー・プーヤーターヤーイ)と総称されます。


仏教色の濃い、バンコクなどの中部タイではタンブン仏教などのやり方で祀ります。
僧が、経文やプラ・パリットを誦唱し、その僧の手からのびたサーイ・シン(聖糸)の一端を祖先の骨壷にまきつけます。
それによってブン(善徳)を祖霊に移送するのです。
この力によって祖霊は幸福な再生が可能となります。


一方、仏教的な傾向が弱い北部タイでは、母系的な組織の祭祀集団が祖霊をまつる祠に鶏や豚を供えて霊をなぐさめるという方法をとります。


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Posted by AsiaNeed │タイ①